てっちゃん社会人相談所

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FPとは何だ?ファイナンシャルプランナの意味と注意しべきこと

私たちがよく聞く「FP」とは「ファイナンシャルプランナ」の略称で、人生において設計したライフプランを実現するための資金計画を立てる専門家のことをいいます。

 

もちろんFPは顧客の人生設計をお手伝いする立場であるため、顧客からいただいた個人情報をしっかりと守る必要があり、それを活用して顧客にとって利益のあるプランニングを立てなければなりません。

 

それ以外にも、FPの業務をしていく中で幅広い分野の案件を扱うことになりますが、それぞれ分野の専門家(例えば、弁護士や税理士など)の資格を持っていなければできない業務をしてはなりません

開業を成功にするために必要な事業計画とは

事業計画とは、事業の概要や事業の目指す将来の目標、それを実現するための具体的な行動などを明らかにするものをいいます。

また、事業計画を立てる過程では、事業の採算性、成長性、リスクなどについて客観的なデータをもとに分析していきます。

こういった事業計画には次のような4つの部分で構成されています。

  1. 事業理念:なぜ事業を行うのか、事業によって社会にどのようなメリットがもたらされるのかなど、事業の目的のことをいいます。
  2. 事業内容:業種や取り扱う商品、販売方法や組織体制、運営方法など、事業の具体的な中身のことをいいます。
  3. 資金計画:事業を行っていく上で必要とされる資金やその調達方法のことをいいます。
  4. 収支計画:事業によって得られる利益を予測することをいい、「利益計画」若しくは「損益計画」とも呼ばれます。

ライフイベントと3大必要資金とは

ライフイベントとは、結婚、子供の出産、住宅の購入、退職など、人生における出来事のことを言います。各イベントを迎えるにあたって、資金を準備する必要があります。

3大必要資金とは、ライフイベントの中でも資金額が大きい3つの資金のことを言い、子供の教育にかかる「教育資金」、住宅の購入にかかる「住宅取得資金」、老後の生活にかかる「老後資金」がそれに当てはまります。

 

ファイナンシャルプランニングの関連法規とは

ファイナンシャルプランナーは、様々な領域にわたり業務を行いますが、いくら詳しく知っていても、他の資格を要する専門家の業務を代行することはできません。

  1. 弁護士法:弁護士資格を有しない者は、遺言書の作成指導など、法律判断や法律事務を行ってはなりません。
  2. 税理士法:税理士資格を有しない者は、他人の確定申告書を作成するなど、税務相談や税務書類の作成を行ってはなりません。
  3. 金融商品取引法内閣総理大臣の登録を行っていない者は、投資判断の助言など、金融商品取引業を行ってはなりません。投資助言、代理業者としての登録を要します。
  4. 保険業法:保険募集人の資格を有しない者は、保険の募集や勧誘を行ってはなりません。

ファイナンシャルプランナー(FP)の原則とは

FPは、顧客のライフプランを実現するため、顧客の収入や資産、負債など顧客の個人情報を扱うようになります。そのため、顧客を信頼を得て情報を提供してもらうことが重要となり、次のような原則を守る必要があります。

  1. 顧客の利益優先:顧客の立場になって、顧客の利益を優先します。必要ならば、顧客が持っている知識や判断を修正する場合もあります。
  2. 秘密の保持:FPの業務を行うにあたって必要な場合、または顧客の許可を得た場合を除き、顧客の個人情報を第三者に漏らしてはいけません

ファイナンシャルプランニングとファイナンシャルプランナーの意味

ファイナンシャルプランニングとは、「ライフプラン」を実現するための資金計画を立てることをいいます。

ファイナンシャルプランナーとは、ファイナンシャルプランニングを行う専門家のことをいい、Financial Plannerの頭文字を取って「FP」とも呼ばれています。

 

ライフデザインとライフプランニングの意味

ライフデザインとは、個人の人生における価値観や生きがいのことを言い、たとえば「結婚をするかどうか」、「子供を産むかどうか」「住宅を買うかどうか」などがあります。

また、ライフプランニングとは、このライフデザインに応じて生涯の生活を設計(ライフプラン)することをいいます。たとえば、「20歳に結婚する」、「25歳に子供を産む」、「30歳に家を買う」などがあります。